名古屋鉄道の「路面電車」今日限り
名古屋鉄道の揖斐線,岐阜市内線,美濃町線がついに本日3月31日限りとなった。
最近元気な名古屋エリアでありながら、ここ数年に名古屋鉄道の路線廃止が目立つ。並行路線との競争もさることながらやはりマイカーが脅威である。
だが環境問題や高齢化社会のことを考えると公共交通機関のパワーアップが必要であり、人口密度の高い日本ではマイカー利用はいろいろと不具合が出てくる。
今回の廃止路線にある岐阜市内線に対する行政その他の扱いはどうかしている面がある。道路上の乗り場は普通何センチメートルか盛り上げているのが当然であるが、岐阜市内線には何と緑色に塗装しているだけ。緑色のエリアに立っていると、そばを走り抜けるクルマのうち、「我が物顔」で速く走り抜けようとしてクラクションを鳴らす不届きモノのドライバーが今日も居た。そして誰もいなかったら緑色のエリアにクルマが入り込んでいる場合がある。県や市の支援(金銭面だけではない)が不十分で、快適に運行できる,利用できる環境があまりにも整っていなかった。
路面電車がなくなると、かえってマイカーがのさばってしまい渋滞を引き起こす。広い道もあるから違法駐車も増えて尚いっそう渋滞が起きる。バスを利用するにも案外乗り場の表示が他のいろいろの掲示物に埋もれてわかりにくい場合がある。バスターミナルも乗り場を分けすぎてしまって目的のバスの乗り場がわかりにくいことも多いし、詳しくいうと途中までの経路が共通の路線も最終の行き先別乗り場が分かれて、早く目的地にたどり着けるバスに乗車し損なう場合も多いということだ。
路面電車の場合はレールをたどっていけば必ず乗り場にたどりつく。バスの場合は不法に止まっている車のために乗降場所がずれて不案内になったり、乗降に危険な場合がある。
レールを完全にはがす前に手は打てるはず。併用軌道区間は完全複線化し、長良川球場までの新規路線も設置すべきだろう。行政の英断が望まれる。むろんドライバーそれぞれにも。
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